「Zenith4」の第10弾、ジャーマン記事2010年8月の改訂版です。

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皆さん、こんにちは。

工場内の気温が39度にもなっている「つたえファクトリー」です。

このすさまじい気温は毎年の事のはずなのですが、なんだか毎年上がり方が急激になっているような気がしてなりません。

最高気温も年々上がっていて、温暖化の進み方が速くなっている気がします。

そんな、過酷な環境を今回少しばかり改善する予定になりました。

なんと!ついに、黒谷工場に屋根を増築します。

これにより多少は「黒谷工場」の温暖化が防げる、、、はずです。

※. 「黒谷工場」は統合前の旧店舗です。

「がんばりますよー!」

さてさて、本題に入りましょう。

岩槻区の伝統工芸「ひな人形」の製造を行っているお店さんに手伝って頂き、ひな人形の生地である「西陣織」を張り合わせたいと考えています。

写真は実験中の金箔仕様ですが、ここに「西陣織」を張っちゃおうかなと・・・

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今回は、生地の選定と張り合わせについて相談させて頂きました。

まず、組み合わせる生地の相談をさせて頂いたところ、生地の種類や色合いが多彩に揃っていて「金欄素材」や「裏地素材」など、模様や厚みも様々あり自分が想像していた以上にバリエーションに富んでいました。

更に生地の裏側に厚みのある下地を入れる事により張り合わせによるボンドの染み出しを防止し、さわり心地をよりふんわりとさせる事も可能のようです。

とりあえず今回は、切れ端を一部頂き「イメージ」を膨らませる事にしました。

今回は折角の機会なので、張り合わせに使用するボンドについても相談させて頂きました。

夏場の車両内は60度以上になることもあるため、ボンドの素材によっては「膨張」したり「溶ける」恐れがあることから、その環境に耐えうる物が必要になります。

これに関しては「人形店さん」からボンドの専門店さんを紹介して頂き、そちらで検証して頂く事になりました。

「ボンドメーカー」の方にも「熱対策」や「素材の浸透性」などを見てもらい、その結果から「人形」に使用する物とは違う「耐熱性」の高いゼリー状のボンドを使う事になりました。

このボンドは「漆」の様な性質のもので、「湿気」に反応して(漆も固まる為に湿気が必要らしいです。)固まる特殊な「コーキング」のようで、建築現場などにも使用されているとの事でした。

硬化した後は「固めのゴム」状に固まるため、室内に使用するには最も適しています。

これであれば、生地の表にボンドが「染み出る」事も無く「熱」にも強いはず。

今回は、とりあえずここまでにし、次回貼り付け後の記事を紹介していきます。

話は変わりますが、今回お世話になった「人形店」さんに変わった「ひな人形」が飾ってあったので紹介したいと思います。

「夫婦和合雛」と「手書き友禅、季節の花が描かれているひな人形」です。

どちらも「オリジナル」商品とのことで「夫婦和合雛」は完全特注品!!

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なんと人形の「お顔」を御夫婦2人そっくりにしてしまう事が可能なんだとか・・・。

(ちなみに写真は人形店会長御夫婦。本当によく似ています。)

還歴祝いや金婚式のプレゼント用らしいのですが、新婚さんの披露宴などでも使えそうな人形ですよね。

更に「手書き友禅、季節の花が描かれているひな人形」。

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こちらも細かい!

ひな人形の着物に「手書き」の花が書かれています。

こちらは今年1番人気だった「ひな人形」とのことで、お子様の「誕生月」に合わせた「花」が書かれていたものを購入される方が多かったそうですよ。

しかし、今回のテーマである「セカンドライフに似合うスペシャリティカー」を「イメージ」したのが「和」なのですが、

岩槻区が「人形の町」であった事で、もの凄く「イメージ」が膨らんでいます。

出来上がりには「美しいBMW」になっていると思いますので、楽しみにしていてください。

それでは皆さん、また次回お会いしましょう!!